スターウォーズシリーズのルーツとなる始まりの作品
日本で公開されたのは1999年7月。
制作順としては4作目に当たりますが、作中の時系列では最初に当たります。
エピソード4〜6を先に観ていた人は、いかにしてダースベイダーが誕生したのかという見方ができますし、このエピソード1から観始めた人はアナキンという少年や共和国が今後どうなっていくのかという視点で楽しめるようになっています。
サブタイトルである「ファントム・メナス」ですが、直訳すると「見えざる脅威」あるいは「忍び寄る脅威」という意味です。
のっけから不吉な予感がするサブタイトルですよね…ただ暗いストーリーではないのでそこは安心して大丈夫です!
あらすじ
危機を迎えていた平和な惑星ナブーの女王パドメ・アミダラを、ジェダイ・マスターである「クワイ=ガン・ジン」とその弟子の「オビ=ワン・ケノービ」が救出します。
その後の道中で偶然惑星タトゥイーンへ立ち寄った際に、アナキン・スカイウォーカーという9歳の少年に出会い、クワイ=ガン・ジンはその少年に秘められた特別な力〈フォース〉を感じとります。
しかし、時を同じくしてダース・モールという全身黒ずくめの謎の敵ががジェダイ抹殺の為に動いていたのです…。
メインの登場人物
クワイ=ガン・ジン
ジェダイ・マスターであり、オビ=ワン・ケノービの師匠。
実力、指導者としての能力が高いものの、ジェダイ評議会の意向を無視した行動を取るなど、柔軟で型破りな性格。
弟子のオビ=ワンと共にアミダラ女王を救う任務につく。
オビ=ワン・ケノービ
クワイ=ガン・ジンの弟子。
誠実かつ温厚な性格で対話での交渉を得意とする。
秀でた特徴はないものの、弱点も少ないオールラウンダー。
師のクワイ=ガンと共にアミダラ女王救出の任務につく。
パドメ・アミダラ
惑星ナブーの若き女王。
共和国による関税強化に反発した通商連合により、ナブーの都シードを占拠され自身も身柄を拘束されてしまう。
アナキン・スカイウォーカー
惑星タトゥイーンで母と暮らす少年。偶然立ち寄ったクワイ=ガンにより秘められたフォースの力を見出され、その後の行動を共にすることになるが、そのことが彼自身人生だけでなく銀河の歴史を決定づけることになる。
パルパティーン元老院議員
銀河元老院議員。
アミダラ女王の側近としてナブーの危機を救うために行動する。
ジャー・ジャー・ビンクス
惑星ナブーに住むひょうきんでおっちょこちょいな性格のグンガン人。
クワイ=ガンとオビ=ワンにたまたま命を救われたことにより、行動を共にすることになり、ナブーの危機を救うために種族の長であるボス・ナスに進言する。
C-3PO
人型のドロイド。
タトゥイーンでアナキンの手により廃品を組み合わせて制作されているが、まだ未完成なので外装がなく配線がむき出しになっている。
常に喋りまくる性格ゆえ、空回りする場面もある。
R2-D2
宇宙船や電子機器のオペレートを目的とするナブー王室の所有のドロイド。
非常に優秀で、ドロイドにも関わらず感情表現も豊か。
ダースモール
シスという暗黒面に落ちたジェダイの成れの果ての暗黒卿。
全身に赤と黒のシスの刺青が施されている。
両刃のライトセーバーを巧みに操り、卓越した体術と組み合わせた戦術を得意とする。
師であるダース・シディアスからアミダラ女王捜索を指示され、アミダラ女王一行を襲撃する。
感想(ネタバレあり)
16年ぶりに制作されたスターウォーズシリーズ第4弾。
新三部作の1作めでもあります。
当時小学生だった私は、過去作を知らないままライトセイバーを振り回す姿に惹かれて映画館で観ました。
作中の時系列では最初ですが、唐突な形で始まります。
始まってすぐにジェダイ二人がライトセイバーとフォースの力を駆使してドロイドと戦う姿に釘付けになりました。
ストーリーの大枠は銀河の政治の話にジェダイとシスが介入するというものなのでよくわかりにくいのですが、この新三部作ではアナキンの成長を軸に据えているのでそういう視点で見たほうがいいかもしれません。
ポッドレースのシーンやクライマックスのジェダイ2人VSダース・モールの戦いなど、まさに手に汗握るアクションの連続でとても面白いです!
特に終盤、ダース・モールにライトセイバーでクワイ=ガン・ジンが一突きされて負けるシーンはオビワンと同じく「Nooooooooooooooooo!!」と叫びそうになったほどです。笑
その後の機転を利かせてダース・モールに勝利したシーンで、オビ=ワンのジェダイとしての実力が垣間見えたのも良かったです。
CGも今と比べてそこまで遜色が無いので見やすいかと思います。